アケビ

アケビ科 アケビ属

山野にふつうに生える落葉つる性本木。葉は互生し、掌状複葉で小葉は5枚。小葉は長楕円状倒卵形。先端はくぼみ、基部はくさび形。縁は全縁。葉柄は長さ3〜10センチ。雌雄同株。
葉の間から花序が垂れ下がり、先端に雄花が数個、基部側に雌花が1〜3個付く。花は淡紫色で花弁はなく、花弁状の萼片が3個ある。雄花は直径1〜1.6センチ、雌花は直径2.5〜3センチ。果実は液果で、楕円形、秋に紫色に熟して裂開する。花期は4〜5月。本州、四国、九州に分布する。
花が白いものがあり、シロバナアケビという。

〜徒然想〜

子供の頃、よく近くの裏山で実を採って食べた記憶があります。果肉にかぶりつき、種をぶぶぶっ、と吐き出します。口の中に甘味が広がります。
それが懐かしく、花観察での茶店や土産物売り場で見かけることがあると買って帰ってきたものです。でも、自分の子供たちに昔の話を聞かせても、子供たちは口にしようともしません。これも時代の流れです。

アケビの実は、熟すと皮が割れ、中に白い果肉が見えます。いずれも食べられますが、食べ方をネット検索すると多くのレシピがあり、ちょっと驚きました。皮は食べたことないです。

−同じ科の植物−
2010.6.5 長野県
2014.4.13 東京都奥多摩 2010.6.5 長野県
 
     
 
     
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