イシガキスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

山地の渓流沿いの岩上などに生える多年草で、高さは3〜6センチ。葉は三角形で長さ、幅とも0.5〜1センチ。ロゼット状に多数出て、表面は濃緑色、裏面は淡緑色。基部は切形。
花は直径1ほどで、花弁は白色で細い。唇弁に淡紅紫色の筋が入る。側花弁には短毛がある。花期は2〜4月。沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

花期には早いものの、何とか自生地をみつけたくて、沢を遡上しました。しかし、増水と倒木が行く手を阻み、断念せざるを得ませんでした。
気落ちして戻ると、通り過ぎた対岸に苔のような緑が見えるではありませんか。イリオモテスミレの葉でした。よく見ると、イリオモテスミレの半分ほどの大きさのイシガキスミレの葉も混じっています。
ロゼッタ状に広げ、基部は切形です。並んでいる姿も撮影でき、その違いも比較することができました。花の時期の再訪が楽しみになってきました。

後日談です。3月に再訪した同行者の情報では、花を付けているものは見られなかったとのことでした。花を見るには、更に探索が必要なようです。

以下の画像で、大きな葉はイリオモテスミレです。

−同じ科の植物−
 
2015.1.15 沖縄県(画像にポインターをおいてください)
2015.1.15 沖縄県 2015.1.15 沖縄県(画像にポインターをおいてください)
   2015.1.15 沖縄県