オオヒナノウスツボ

ゴマノハグサ科 ゴマノハグサ属

 
2017 9.3 東京都高尾山   2017 9.3 東京都高尾山

日当たりのいい草地、林縁などに生える多年草で、高さは1メートルほど。茎は角ばった4稜があり、直立する。葉は対生して厚く、卵形又は長卵形、先は尖り、縁にはやや尖った鋸歯がある。
花は茎の先によく分枝する円錐花序で多くの花を付ける。花冠はつぼ形で長さ1センチ弱、暗紅紫色で上唇は2裂、下唇は3裂する。果実(刮ハ)は卵形で長さ6〜9ミリ。花期は8〜9月。北海道南部〜九州に分布する。


〜徒然想〜

奥多摩でサツキヒナノウスツボを見て以来、ヒナノウスツボとの出逢いを待っていましたが、なかなか機会がありませんでした。あえて探そうとしなかったので仕方ないですが・・・。

その機会が来たのは11年後でした。
ただ、よく調べてみると、撮影したのはオオヒナノウスツボのようです。倒れていますが、茎は太くがっしりしていること、花序の部分はよく分枝して多くの花を付けていること、日当たりのいい場所に生えていたことなどから本種としました。
さて、ヒナノウスツボを撮影する宿題は、引き続き残ってしまいました。今度はちゃんと探してみることにいたします。

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