オトメエンゴサク

ケシ科 キケマン属


山地の湿った場所などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。葉は互生し、小葉1〜2回3出複葉。小葉の形は変異が多い。
花は唇形の筒状花で花弁は4枚、ふつう青紫色だが薄い色や赤味のある花、白花もある。花期は4〜5月。本州北部の多雪地に分布する。


〜徒然想〜

最近、本州に分布するエゾエンゴサクは北海道のタイプとは異なるとされ、オトメエンゴサクと命名されました。花序の付け根にある1枚の苞葉の葉縁には切れ込みがないのが特徴のようです。
そんなことは知らないまま、すっかりエゾエンゴサクと決めつけていましたので撮影は2カットのみです。遠い地の同定は注意が必要であることを、またもや思い知らされました。
まだこの植物の生態的特性は不明な部分が多いようですので、その研究を待ちたいと思います。


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2014.5.8 青森県
2014.5.8 青森県 2014.5.8 青森県