マツラン

ラン科 カシノキラン属

別名ベニカヤラン。
山地の常緑樹樹幹などに着生する常緑多年草で、高さは1〜3センチ。葉は2列に互生し、長楕円形でわずかに湾曲し、革質で暗紫色の斑点がある。
先端部の葉腋から花序を出し1〜4個の花を付ける。花は黄緑色で暗紫色の斑点があり、直径6〜9ミリ、平開する。唇弁は浅く3裂し、中裂片は舌状。花期は4〜6月。本州、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

別名のベニカヤランの方がピンとくる名かもしれません。
高い木の上に着生しているので、みつけることは不可能と思っていた花です。
縁あって着生している木を教えてもらい、翌年、満を持して出かけました。
富士山麓の原生林は近年知った観察ポイントですが、思いの外登山道が縦横に走っています。しかし、その道から外れると方向が分からなくなり、危険が伴いますし、立ち入りも禁止されています。
幸いベニカヤランは登山道沿いでも見られるので立ち入る必要はありません。ただし、高い木の上なので超望遠レンズが必要で、それでもきれいに撮るのは難しいです。
アップの花を撮りたいです。強い風でも吹いて、落ちてくる幸運がないだろうか。

−同じ科の植物−
2016.4.29 山梨県
 2016.4.29 山梨県    2016.4.29 山梨県
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