フガクスズムシソウ

ラン科 クモキリソウ属

主にブナなどの樹幹のコケの上などに着生する多年草で、高さは5〜15センチ。葉は1〜2枚出し、卵形で、葉面に縦じわ、光沢がある。
花はスズムシソウによく似ているが、色は紫褐色で濃く、全体に小さい。側萼片は広線形で横に伸び、側花弁は線形で下垂する。唇弁は強く巻き込み、中央に濃い暗紫褐色の紋が大きくて目立つ。花期は7〜8月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

長年見たいと探していた、また半ば見ることはできないだろうと諦めていた花です。前年にようやく着生する木をみつけ(花は終わっていた)、1年後、満を持して出かけました。
首を長くした1年でした。そして、気が急いたせいか、1度目はまだ花は咲き始めです。望遠レンズで撮影しましたが、出来は全くダメでした。
新しい望遠レンズやテレコンバーターの購入など模索しますが、決め手はありません。結局のところ、既存の超望遠コンパクトデジカメを三脚に固定しセルフタイマーで撮影したのですが、まだまだ実際の色としては不満です。超望遠コンパクトデジカメの限界を感じます。

幸いにも近辺の手の届く場所に小株が生えていたので、花の様子はよく観察できました。スズムシソウよりも唇弁は小さく、下に巻き込んでいます。透き通るような、綺麗な花です。

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2014.7.6 山梨県
 2014.7.6 山梨県   2014.7.6 山梨県 
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