フキ

キク科 フキ属

山野の湿った地に生える多年草で、雄株と雌株がある。それぞれ高さは10〜25センチ、50〜70センチで、葉は腎円形で、幅30センチほどになる。
花は最初白色で、後に伸びて高さ70センチほどの円錐花序となる(雌株)。花期は3〜5月。本州岩手県以南〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

早春に頭を出したばかりのものは、フキノトウとして天ぷらや和え物として食されます。山里では、若い葉や柄を採取している姿をよく見かけることがあります。いずれも春の香りがする食べ物です。

北海道の道端で、葉の直径が7,80センチもある大きなフキを見て、ぎょっとしたことがあります。こちらは違う品種でアキタブキであることを知りました。


−同じ科の植物−
2009.3.21  新潟県


フキの簡単料理を紹介しましょう。(フキの下ごしらえの説明は省略します。) 

鶏肉の皮などの油部分を取り除き、適当な大きさに切り、自ら茹でてアクと油分を取り除きます。このとき、水分量は鶏肉が浸る程度です。

油揚げを湯引きして油分を取り除き、適当な大きさに切って鶏肉の鍋に加えます。
風味付けに醤油を少々加え、フキを5センチほどに切って加えます。
味付けは塩と鶏ガラスープの素(粒状)で、好みの塩加減にします。
フキが茹であがったとと思ったところで完成です。

好みで、最後に水溶き片栗粉でとろみを付けると食感が変わります。
(蕗香る鶏肉さっぱり料理です。)


 2007.5.17 長野県    2010.5.16 長野県
   2007.3.10 東京都裏高尾