ハチジョウクサイチゴ

バラ科 キイチゴ属

カジイチゴとクサイチゴの自然交雑種と考えられ、海岸近くに生える落葉小低木で、高さは30~100センチ。葉は3出複葉で小葉の縁には重鋸歯がある。
花は枝先に上向きに付け、白色で、直径4センチほど。実は赤い。花期は3~5月。関東地方南部、伊豆諸島、山口県、九州、小笠原諸島の父島などに分布する。

~徒然想~

2月の八丈島訪問では、2種類のキイチゴの花を見ることができました。
一つは3小葉の葉を持つもので、ハチジョウクサイチゴと思われます。もう一つは掌状で3裂又は5裂した葉を持っています。こちらはカジイチゴと思われます。

キイチゴの花はどれも似ていて、花で同定するのは至難です。葉を丁寧に撮っても、葉に変化のある種に遭遇すると、同定に悩みます。

八丈島の林道では、両者が道を挟んで、白い花をぽつりと咲かせていました。

-同じ科の植物-
2010.2.20 伊豆八丈島
 2010.2.20 伊豆八丈島    2010.2.20 伊豆八丈島