ヘラオモダカ

オモダカ科 サジオモダカ属

2011.8.15 長野県 2011.8.15 長野県 

水田や湖沼、池、川などの浅い水中などに生える多年草で、高さは40〜130センチ。葉は披針形〜狭長楕円形(ヘラ形)で、全縁、先端は尖る。
花は3本ずつ分枝を繰り返した花茎の先に付け、白色3弁で両性花。花期は8〜10月。北海道〜九州に分布する。


〜徒然想〜

水を切った田の縁にはオモダカがみられ、休田地や近くの小川にはヘラオモダカがみられました。
ヘラオモダカは、葉がヘラ形というだけでなく、花がオモダカよりも小さく1センチほど、茎も細く、ずつと繊細です。
図鑑によれば、オモダカは地中に旬枝をのばし先端に小さな球茎をつくるが、ヘラオモダカはヒゲ根を泥中に出すだけで横にはのびないとあります。
花も前者は雄花と雌花が付くのに対し、後者は両性花。葉が違うだけだと思っていましたが、両者の違いはいろいろありました。

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