ヘツカラン

ラン科 シュンラン属



常緑樹林内の樹幹に着生する多年草で、葉は束生し、線形、革質で光沢がある。
花茎は下垂し、まばらに10〜15個の花を付ける。苞は披針形、萼片は倒披針形、白色で中脈に沿って暗紅紫色の条がある。側花弁は萼弁と同形で同色、やや短い。唇弁は直立し暗紅紫色、上方が浅く3裂する。花期は10〜11月。九州南部、種子島、沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

「日本の野生植物」(平凡社)には上記のとおり分布地の記載がありますが、「レッドデータープランツ」(山と渓谷社)には“野生品は絶滅している可能性が高い”とあります。
自生の姿を追う「野の花賛花」にも収載が無いことから、後者の可能性が高い植物です。(アップ直後に野の花賛花にもアップされていることに気付き、驚きました。)

あまりにも美しく、気高い花をもっています。それ故、乱獲されてしまったのでしょうか。しかし、本画像の撮影地では、7、8メートルほどの高みに、すばらしい花を付けていました。もう何十年も咲き続けているような大株です。さらに高い幹上にも、ポツポツと花を付けています。
あまりにも野生の姿で、野生品は絶滅しているとは思えなくなりました。
美しい、美しい蘭です。

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2012.10.27 鹿児島県
2012.10.27 鹿児島県     2012.10.27 鹿児島県
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