ヒキヨモギ

ゴマノハグサ科 ヒキヨモギ属

海岸〜低山の日当たりのいい草地などに生える半寄生の1年草で、高さは30〜70センチ。葉は下部では対生し、上部では互生し、卵形、羽状に深裂し、両面に曲がった短毛が生える。
花は葉腋ごとに1花付く。花冠は鮮黄色で唇形、長さ2〜3センチ、上唇の先が2裂する。花期は7〜9月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

分布は日本全土とあるものの、どこにでもあるわけではないようです。事実、各所を歩いているものの今まで出逢いはなく、この名も初めて知りました。

この山では登山道の1ヶ所のみに散生していました。法面や林縁の日当たりのいい場所でした。
高さはいずれも50センチほどで、既に花が茶花しているものや盛期の色鮮やかな黄色のものがごちゃ混ぜです。
全てが咲きそろうと、さぞかし綺麗だろうと想うものの、そううまくはいきません。

2014年8月3日は富士山麓の3ヶ所を花散歩しました。
明るい草原にはヒキヨモギやツルフジバカマ、フタバムグラ、キキョウ、オミナエシなどが見られ、湿った森にはツチアケビなどがみられました。富士の自然は計り知れないです。

−同じ科の植物−
2012.9.6 山梨県
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