ホンシャクナゲ

ツツジ科 ツツジ属

深山の尾根筋、岩場などに生える常緑低木で、高さは1.5〜7メートル。葉は枝先にやや車輪状に集まって互生し、長楕円形〜倒卵状楕円形。葉は厚く革質で、表面は濃緑色無毛で光沢があり、側脈が窪んで見える。
枝先に淡紅紫色〜紅紫色、稀に白色の花を多数付ける。花冠は直径5センチほどで、7裂、稀に8裂する。花期は4〜6月。新潟県西部以西、四国山地に分布する。

〜徒然想〜

キバナサバノオを求めて、はるばる500キロを走ってきた山地です。駐車場で知り合い意気投合した香川県の方と、一緒に山を登ります。
登山口から2時間ほど、メインの尾根道を外れた所にこの花が群生していました。この山にホンシャクナゲが見られることは事前に調べていましたが、いざ出逢ってみると不意の出逢いのように感嘆の声をあげてしまいました。綺麗です。
同行者も感動したようで、リュックを降ろし撮影体制に入ります。
下方から微かに沢の流れが聞こえてきます。そこにはキバナサバノオがあるはずです。気になりながらも、あまりにもホンシャクナゲの美しさに見惚れ、シャッターを押し続けます。

キバナサバノオも目論みどおりみつけることができました。
目的のキバナサバノオの他にホンシャクナゲ、さらに人との出逢いが加わり、何ともうれしい遠征になりました。

−同じ科の植物−
2014.5.4 滋賀県
 2014.5.4 滋賀県    2014.5.4 滋賀県
 
 2014.5.4 滋賀県
中脈は凹む 葉裏は泥緑白色でした
  2014.5.4 滋賀県
花弁は7〜8裂、雄しべは14〜16個
 
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