ホソバアカバナ

アカバナ科 アカバナ属

低地〜高山の湿原などに生える多年草で、高さは10〜40センチ。茎は直立し、ときに枝を分け、稜はなく断面は円形、短毛がある。葉は柄がなく、線形〜披針形で先は尖り低い鋸歯縁。
花は白色〜淡紅色で、直径8ミリほど。花弁は4枚で先が2裂し、柱頭は棍棒状。刮ハには屈毛が密生する。花期は7〜8月。本州中部以北、北海道に分布する。

〜徒然想〜

まだまだ咲き始めであったものの目的のエゾトウウチソウを撮影し、喜びの余韻の中、しばらく周辺を散策しました。
みつかったのは小さなアカバナで、葉の様子からホソバアカバナの名が浮かびました。花はミヤマアカバナに比べるとずっと小さく6ミリほど、わずかに赤味を帯びています。
刮ハには寝た毛が多いことなどから、ホソバアカバナでよいのではと思いました。
深い沢に落ち込む縁には小さい株が、上から覗き込む斜面には大きな株が見られました。

道はさらに奥地に続いていました。熊の住む奥地です。

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2012.7.28 北海道
2012.7.28 北海道     2012.7.28 北海道(画像にポインターをおいてください)
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