カラフトハナシノブ
レブンハナシノブ
ハナシノブ科 ハナシノブ属

 

高山の草地、林縁などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。葉は互生し、羽状に全裂する。小葉は9〜12対ある。
花はややまばらにつき、花冠は淡青紫色で、花被片の先は尖らず、萼は2分の1程度切れ込む。花期は6〜7月。北海道に分布する。
花序が詰まったタイプをレブンハナシノブという。


〜徒然想〜

この仲間の花は、ほんとに好きですね。青紫色の花の色具合が、何とも言えません。
北岳で初めてミヤマハナシノブをみて感激し、下りのバスを一本遅らせるほど魅入りました。
北海道で見た最初の仲間はヒダカハナシノブで、色具合はやや淡い印象を持ちましたが感動は同じでした。

そして、礼文島のハナシノブです。
この島にはカラフトハナシノブとレブンハナシノブがあるとされています。カラフトハナシノブの花序が詰まったタイプがレブンハナシノブということですが、正直違いは分かりませんでした。
花を見た印象から言えば、桃岩付近(風衝地)で見られたものは花が詰まった感じがしたのでレブンハナシノブ、礼文林道の風裏草地で見られたものは、花がややまばらに思えたのでカラフトハナシノブといえるでしょうか。 

−同じ科の植物−

 
カラフトハナシノブと思われる個体 レブンハナシノブと思われる個体
 2013.6.12 北海道礼文島    2013.6.12 北海道礼文島
 2013.6.12 北海道礼文島   2013.6.12 北海道礼文島 
   2013.6.12 北海道礼文島  
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