カラフトホソバハコベ

ナデシコ科 ハコベ属

道端、空き地、荒地などに生える多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。茎は斜上し、4稜があり、よく分枝し、高さは20〜50センチ。葉は対生し、披針形〜広線形。
花は茎頂にまばらに付き、白色で5弁、基部近くまで2裂する。蕚片は花弁とほぼ同長で、外縁は半透明の膜質、先は尖る。花期は6〜8月。北海道、本州に分布する。

〜徒然想〜

似た花に在来のナガバツメクサがあります。ナガバツメクサは、蕚片が卵形で先が鈍形とされ、湿った草地や湿原に生えます。
本画像のナデシコ科は、主に車道沿いの道端に生え、蕚片の先が尖っていたことなどから、本種としました。
両者は茎の陵の滑らかさに違いがありますが、陵は確認できたものの、滑らかさの違いまでは確認できませんでした。
数ヶ所で撮影しましたが、収載した画像に混在があるかもしれません。いずれも群生していました。
特に羅臼手前の無料温泉地の群生は見事でした。温泉でほてった体で写真を撮る。これも至福の時です。

−同じ科の植物−
2012.7.23 北海道
 2012.7.23 北海道    2012.7.23 北海道
 2012.7.25 北海道    2012.7.25 北海道(画像にポインターをおいてください)