カワラウスユキソウ

キク科 ウスユキソウ属

南アルプスの石灰岩地の河原沿い特産する多年草で、背丈は40センチほどになる。ウスユキソウの変種の一つで、茎はやや堅く、叢生する。葉は長楕円形、両面に密に綿毛がある。
頭花は長い柄があり、散房状にまばらにつく。花期は7〜10月。

〜徒然想〜

どんな植物か情報を持たないで出かけた先には、ウスユキソウとは思えない間延びした姿の植物がありました。植物全体が白く、茎は細長く斜上し、ときには地を這うように群生しています。花柄が長く、頭花がやや小さいことも、間延びした印象を与えるようです。

この日はトダイハハコシライワココメグサなどの石灰岩土壌に合わせ変形した植物をいくつかみることができました。
綿毛が多くなったり、やせた姿になったりと、植物の適応力はすばらしい。

−同じ科の植物−

2010.8.21 長野県
 2010.8.21 長野県    2010.8.21 長野県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery