コカラスザンショウ

ミカン科 サンショウ属

山地の林縁などに生える落葉高木で、高さは4〜6メートル。葉は互生し、奇数羽状複葉。小葉は7〜14対あり、広卵状長楕円形。雌雄別株。
枝先に集散花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数付ける。花期は8月。東海地方以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

カラスザンショウとイヌザンショウの雑種とされる木本です。
林道をしばらく車で入った林縁に生えていました。
高さは4,5メートルほどで、面白いことに、その上方にはカラスザンショウがありました。左の画像で、下がコカラスザンショウ、上がカラスザンショウです。カラスザンショウは10メートルほどの高さでしょうか。
道の少し奥にはイヌザンショウが生えているとのことで、自然交雑が推定される生え方をしています。
葉の長さは両親の中間で15〜30センチ、小葉の長さは3.5〜8センチほどです。
枝を少し拝借して観察させて頂きましたが、まだ青い蕾が沢山付いていました。花は、あと一月ほど後でしょう。

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2012.7.1 東京都伊豆七島
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