クロミノニシゴリ

ハイノキ科 ハイノキ属

丘陵から低山地の湿った地に生える落葉低木又は小高木で高さは2〜8メートル。葉は互生し、長楕円形、先端は短く尖り、縁には微細な鋸歯がある。
枝先に円錐花序を出し、白色の小さな花を多数付ける。花は直径8ミリほどで、5深裂して平開する。雄しべは長く、よく目立つ。核果は卵球形で、秋に黒く熟す。花期は5〜6月。本州東海、近畿地方に分布する。

〜徒然想〜

この森の中には、いくつかの湿地が見られるようです。その中の1つ、5分ほどで巡れる小さな湿地を一回りします。
小さい割にはアギスミレやナンカイイワカガミの葉が見られ、ネジキや見知らぬ花が咲いています。

クロミノニシゴリは、やや終わりかけですが、この湿地の大半を占めています。ハイノキ科といえば高木を想像してしまいますが(私の勝手な想像で、ハイは高いを意味しません)、多くは1メートル余り、小さくても花が賑やかなハイノキ科です。
ニシゴリはサワフタギの別名で、実が黒く熟すのでクロミノニシゴリの名が付きました。

−同じ科の植物−
2009.5.31 愛知県
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