ミヤコアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

山地の林下に生え多年草で、葉は卵円形又は楕円形で、基部は心形、雲紋がある。質はやや薄い。
花は淡紫褐色で、萼筒は台形で先は著しくくびれ、萼裂片の内側は濃紫褐色。花期は4〜5月。近畿以西、四国西部に分布する。

〜徒然想〜

近畿地方の山では普通に見られる植物のようで、思い出してミヤコアオイが見たいと申し出ると、すぐ脇道に入り探そうとしてくれました。
画像のものは、数日前に見た場所に移動しようと、旧国道脇に出てすぐにみつけたものですが、このように、関西方面ではいたる所で見られるようです。

関東では、カンアオイ(カントウアオイ)が比較的みられますが、ミヤコアオイほど頻繁ではありません。

−同じ科の植物−
2010.3.21 大阪府

〜徒然想2〜

順調に中国地方の花旅をしてきましたが、明日予定の広島県は雨予報です。一気に広島県を超えて、山口県までいくことにしました。これが大正解で、山口県は雨雲が通り過ぎて雨は上がっていました。
この地での目的はヒメウラシマソウヒメナベワリでしたが、思いがけずにカンアオイの葉をみつけました。のぞき込んでみると、いくつかに花を付けています。見たことがない花です。喜んで撮影します。でも、姿のいい花は傾斜地に生えています。上がった雨で足元は滑り、撮影には苦労しました。
調べてみると、予想していたサンヨウアオイではなく、ミヤコアオイのようです。大阪市で見たものとは、ちょっと様子が違います。

 2010.3.21 大阪府    2019.4.30 山口県
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