モメンヅル

マメ科 ゲンゲ属

山地の草地などに生える多年草で、草丈は30〜80センチ。茎は地を這い、上部は斜上する。葉は奇数羽状複葉で、小葉は13〜19枚あり、長卵形〜長楕円形、表面は無毛で、裏面は白色の短毛が生える。
花は葉腋から花柄を伸ばし、2〜3センチの花序に8〜15個付ける。花は淡黄緑色で、長さ12〜13ミリ、旗弁が最も長い。豆果は細い円柱形で湾曲する。花期は6〜8月。北海道〜本州に分布する。

〜徒然想〜

エゾモメンヅルやヒロハノトンボソウなどの産地の調査過程で、本種の情報をいただきました。ありがたいことです。

トラックが爆走する道道から脇道を数キロ入ると、そこはもう無音の聖域です。気付けば大きな糞が見られ、ヒグマの聖域であったかもしれません。鳥の声も聞こえません。
撮影しながらも、ちょっとした風音でさえ、ビクッと周りを見渡します。
周辺はちょっとした花の産地で、バシクルモンカトウハコベホソバトウキカワラボウフウなど多くの花が見られ、怖いながらも夢中で撮影してしまいました。車に戻った時、ようやく緊張がとれ、ホッとしました。

-同じ科の植物-
2015.7.7 北海道
 2015.7.7 北海道    2015.7.7 北海道
  
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