リュウキュウカイロラン

ラン科 カイロラン属

常緑広葉樹林下などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。茎の下方に数枚の葉を付け、卵形で光沢はなく、赤紫色を帯びる。
花は総状花序となって2〜10個ほど、一方向を向いて咲く。萼片と花弁はうすい肌色、唇弁は白色で長さ5ミリほど、先はY字に分かれ、付根に淡緑色〜燈黄色の斑がある。花期は2〜6月。鹿児島県屋久島・種子島〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

別名にアカバシュスランの名があります。葉が赤味を帯びることによりますが、観察した限りではすべての葉が赤味を帯びるわけではないようです。
それでも下方の葉に明らかな赤味をみつけたときは、これが名の由来かと思い、よりリキを入れて撮影しました。

小さな花です。多くは高さが5センチほどで、みつけるのが難しいでしょう。でも、眼が慣れてくると次々とみつかります。ここにも、あそこにも・・・、2ヶ所巡りましたが、それなりの数があるようです。
でも、いずれも容易に踏み込める場所ではありません。いつハブと遭遇しても不思議ではありません。撮影に夢中になってハブに気付かないことがないように、杖で周りを叩いたから撮影です。

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2015.3.7 沖縄県
 2015.367 沖縄県    2015.3.7 沖縄県
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