サルトリイバラ

ユリ科 シオデ属

別名ガンタチイバラ 
山野の草地や林縁などによく生育する落葉つる性植物で、雌雄異株。枝に鈎状の棘が散生する。葉は互生し、広卵形又は卵円形。葉の表面は光沢があり、裏面は粉白緑色、縁は大きな波状。
葉の展開と同時に葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の花を多数付ける。花被片は6個。果実は液果で直径8ミリほど。朱赤色に熟す。花期は4〜5月。果期は10〜11月。北海道、本州、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

最近のネット情報などではサルトリイバラ科とされることが多くなってきているようですが、手元の図鑑(樹に咲く花 山と渓谷社)に従い、ユリ科としておきます。

葉柄から出る巻きひげで絡みついたり、全体的に茎を他のものにあずけながらのびます。
トゲはあるものの猿をも捕らえるほどのものではなく、見た目は弱々しくのびているように思えました。その分、花は小さくて目立たなくても優しげな感じです。

−同じ科の植物−
2010.4.10 愛知県
2010.4.10 愛知県 2010.4.10 愛知県(画像にポインターをおいてください)
 
 2014.4.20 埼玉県    2014.4.20 埼玉県