トキワツユクサ

ツユクサ科 ムラサキツユクサ属

別名ノハカタカラクサ。南米原産の帰化植物で常緑多年草、高さは20〜50センチ。葉は長楕円状卵形で先端は尖る。
花は葉腋に1〜3個付き、白色で3弁、直径1.5センチほど。花期は6〜8月。

〜徒然想〜

三浦半島のこの地は、目の前が海水浴地でありながら一歩山に入ると巨木が生い茂り、夏でもひんやりした空気が漂います。そのため、山全体が陰湿な雰囲気をかもし出しています。
腐生植物のタシロランは、こんな湿った陰地に幽霊のように生えます。

トキワツユクサも同様で、タシロランを撮りに行ったときに道端で見られました。こちらも湿った陰地に群生し、葉は深い緑で濡れたような光沢があります。
それに対し花は純白で、それなりにきれいです。でも、山の陰湿さが、白い花に不気味な雰囲気を与えています。

何気なくそこかしこで見たことがある植物ですが、名を知るには時間がかかりました。帰化植物図鑑にありました。

本種としてアップ直後に、類似種にミドリハカタカラクサ、オオトキワツユクサがあることを知りました。これらとの区別はよく分かっていません。

−同じ科の植物−
2010.7.11  神奈川県三浦半島
 2010.7.11  神奈川県三浦半島    2010.7.11  神奈川県三浦半島
 
 2016.2.11  東京都調布市    2016.2.11  東京都調布市