ヤブガラシ

ブドウ科 ヤブカラシ属

野の藪や荒れ地などに生えるつる性の多年草。葉は互生し、鳥足状の5小葉からなり、頂小葉は大きく、狭卵形で先は尖り、縁には波状の鋸歯がある。
花は扁平な集散花序に付き直径5ミリほど。花弁は淡緑色で平開し、雄しべとともに午後には落ち、黄赤色の花盤が残る。花盤は後に淡紅色になる。果実(液果)は球形で、黒く熟す。花期は6〜8月。北海道西南部〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

藪の雑草という感じで、他の草や木に巻き付いている姿がよく見られます。小さな花が扁平に集まると、黄色や赤や緑が入り混じり、なかなかきれいです。

遠出しない休日に散歩した多摩川河川敷では、他の草に絡みついて色付く花序を付けていました。
この日は夕方近くだったので、開いた花は花弁と雄しべが落ち、花盤だけになっていました。

−同じ科の植物−

2009.6.2 東京都狛江市
   2009.6.2 東京都狛江市