ヤンバルキヌラン

ラン科 キヌラン属

常緑広葉樹林下などに生える多年草で、高さは15〜20センチ。葉は根元に2〜3枚付き、長楕円状披針形。
花は茎頂に数個付き、花弁は白色で、斜長楕円形、長さ5ミリほど。唇弁は5ミリほどで、先がT字形に広がる。花期は2〜4月。九州(奄美大島)〜沖縄県に分布する。
イシガキキヌランの亜種。

〜徒然想〜

今回の沖縄訪問にあたりチェックしていた植物の一つですが、花期には少し早いかも、と思っていました。
案の定、最初の個体はまだ蕾・・・やはり、と納得してしまいました。
しかし、今回も案内人の女神が幸運を呼んでくれました。空港への帰り道、もう1ヶ所寄ってみましょうと、何気ない道端に車を停め、ブッシュに入り込みます。ブッシュの先は疎林になっていて道がわずかにあります。そこで見つけたのが本種で、”あっ、咲いてる!”と、歓喜したものです。またも、女神に感謝です。
心残りが一つ。傍らにアオジクキヌランもあったのですが、こちらは固い蕾でした。でも、蕾でも撮っておけばよかった、と反省です。ヤンバルキヌランの撮影に夢中で、忘れてしまいました。

-同じ科の植物-

2015.3.7 沖縄県
2015.3.6 沖縄県
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