アレチニシキソウ

トウダイグサ科 ニシキソウ属

2025.9.23 神奈川県川崎市
茎はよく分枝し、マット状に広がります
  2025.9.23 神奈川県川崎市
花は小さくてよく分かりません 赤は腺体のようです


原産地不明の帰化植物。空き地、道路のコンクリートの隙間・道端などに生える1年草。茎は基部でよく分枝し、地を這うかやや斜上し、全面に毛がある。葉は対生し、楕円形〜長楕円形、先は円頭〜微凹頭、縁は低い鋸歯がある。表面は灰緑色で赤い紋様はなく、裏面は白緑色で白軟毛が密にある。
花は葉腋に杯状花序を付け、腺体は赤い。果実(刮ハ)は扁球形、長径1.3ミリほど。白毛が密にあり、特に3個ある稜の部分には特に多い。花期は5〜11月。

〜徒然想〜

コニシキソウは自宅の庭によく生え、草むしりの対象になっているものの撮影の対象にはなっていません。
しかし、栃木県でこの仲間がマット状に広がり名前を調べてみると、いろいろ仲間があることが分かりました。ニシキソウ、アレチニシキソウ、ハイニシキソウなどです。少しこの仲間にも目を向けてみようという気になっています。栃木でみつけたものはアレチニシキソウのようです。
近場の道端でもその気になって目を向けると、本種がみつかりました。全体に毛が多く、特に葉裏や果実に毛が多いのが特徴です。葉表に斑紋はありません。

−同じ科の植物−

 2025.10.5 神奈川県川崎市    2025.9.23 神奈川県川崎市
子房には毛があり、特に稜上に多いようです 葉表にも毛が疎らにありました  
 
 2025.10.5 神奈川県川崎市   2025.10.5 神奈川県川崎市 
  葉裏、茎には縮れた毛がありました
 
 2025.11.5 神奈川県川崎市
果実が熟してくると3室が明瞭になっていました
3個の柱頭が残り、先が2裂しているようです
  2025.9.25 栃木県
茎の下側に毛がないものはハイニシキソウですが、
これには当たるか微妙です