エゾヒメアマナ

ユリ科 キバナノアマナ属

山地の林縁、林床などに生える多年草で、高さは10〜15センチ。茎は軟弱で倒れることが多い。葉は線形で1個付き、幅2〜3ミリで表面が溝状にへこむ。
花は長い花茎の先に1〜3個付き、花は黄色で、直径1.5センチほど、花被片は6枚で披針形。花期は5〜6月。北海道道央以北、道東に分布する。

〜徒然想〜 

この花の産地を調べて見ると、本別や北見地方など意外と多くあり、それほど数少ないものではないようでした。
いくつかの場所を候補地に挙げて巡る予定でしたが、思いがけない場所でみつけてしまいました。コジマエンレイソウの観察地です。
周回路の草陰で小さな黄色い花を探し出し、葉から本種と確認しました。葉は細く、へこみがあり、細かい毛が生えています。
近くにはキバナノアマナもあり、こちらは花がずっと大きく、葉は扁平です。
ただ、この場所での花期は4月末からのようで、花は多くは終わりかけです。子房が膨らんで、花が白くなってきているものがほとんどです。鮮やかな黄色が残っているものをみつけると、うれしくなりました。

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2018.5.9 北海道
2018.5.9 北海道 2018.5.9 北海道
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