オニヒョウタンボク

スイカズラ科 スイカズラ属

 
2019.5.2 広島県   2019.5.2 広島県


山地の林内などに生える落葉小高木で、高さは高さ3〜5メートル。葉は対生し、卵形〜長楕円形で、先は尖り、基部はくさび状、縁は全縁、両面にやや硬い毛があり、裏面に微細な腺点があり、脈上には開出毛が多い。
花は若い枝の葉腋から1〜2センチの花柄をのばし、2個ずつ付ける。花は初め白色で後に淡黄色となり、花冠は唇形で長さ1.4センチほど、上唇は4裂し、下唇は広線形。果実(液果)は直径7〜11ミリの球形で2個が合着し、赤熟する。花期は5〜6月。本州群馬、長野、広島、島根県に分布する。

〜徒然想〜

遊歩道沿いで、数人の同好者が枝を長い棒で枝を寄せながら何やら撮影していました。後方の方に何を撮っているのか尋ねたら、違う名を言いましたが、見てみるとオニヒョウタンボクでした。
自分だけでしたら見逃している場所です。こんなラッキーもあります。
一時は通り過ぎ、皆さんの撮影が終わる頃合いをみて戻ります。足元は川に落ち込む不安定さがあり、花までは3〜4メートルほど、木漏れ日が射し、いい条件ではありませんでしたが、何とか撮影することができました。全国的には分布の限られた植物です。

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