ヒンジガヤツリ

カヤツリグサ科 ヒンジガヤツリ属

 
2022.7.2 栃木県   2022.7.2 栃木県


湿地、田の畦などに生える1年草で、高さは5〜30センチ。茎は小さい株となり、無毛。葉は線形で、柔らかく、茎より短い。
茎の先に葉と同形の長い苞が2個あり、その間にやや三角形で直径5〜8ミリの頭状花序を付ける。頭状花序は普通3個の無柄の小穂からなり、小穂は卵円形〜卵形で長さ3〜5ミリ。広披針形で淡緑色の鱗片がらせん状に並んで多数付く。花(果)期は8〜10月。本州〜沖縄に分布する。

〜徒然想〜

観察会は、ときに各自バラバラに散った花観察になります。前年同定できなかったコブナグサなどを観察しているうちに、すっかり先行者に遅れてしまいました。
そこでみつけたのがこの花で、アイダクグとは違い、小穂が3つほど固まって付いています。
撮影していると、背から“ヒンジガヤツリですね!”と、声がかかります。
3つの小穂が「品」の字のように並ぶことから付けられた和名とのことですが、名付けた気持ちも分かります


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