ポントクタデ

タデ科 イヌタデ属

山野の水辺、水湿地などに生える1年草で、高さは40〜100センチ。葉は互生し、披針形〜広披針形で、両面脈上に短い伏毛があり、中央に八の字状の黒班がある。乾くと茎や葉は赤褐色になる。托葉鞘は筒状で、縁に筒部の半分程度の長い毛がある。
花は茎頂や葉腋に、長さ5〜12センチで穂状の総状花序となって疎らに付き、先は垂れる。花被片は淡紅色で、長さ3ミリほどで、4〜5深裂する。萼は下部は緑色で先は紅色、腺点がある。花期は9〜10月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

高尾山の裏道、半日陰地の水辺に群生していた花は、この花のようです。花が半開しているものが見られます。
懸命にその花を撮影しようとするのですが、日陰地の上、花穂がさわさわと揺れます。多くはピンボケでしたが、いくつかは許せるものがありました。

この手の花は、何度も歩いている高尾の道で何度も見かけているはずなのに、撮影はスキップしてきました。
意外と撮影が難しい花で、人通りの多い道では落ち着いて撮影できないからです。
これからも高尾の道は歩くでしょう。じっくりと向き合わなければならない花は、まだ多くあります。

−同じ科の植物−
2017.9.3 東京都高尾山
2017.9.3 東京都高尾山      2017.9.3 東京都高尾山
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