常緑広葉樹林下などに生える多年草で、高さは15〜30センチ。葉は広卵形、基部は心形で先は急に尖る。脈間がくぼみ、ギボウシの葉に似ていることからこの名がつけられている。
花は数個〜十数個付け、唇弁は倒卵状くさび形で円頭、黄緑色で中央に紫黒色の筋が目立つ。萼片は線状長楕円形。側花弁は線形でいずれも細い。ずい柱はやや湾曲し狭い翼がある。花期は7〜8月。北海道西南部〜九州に分布する。
〜徒然想〜
何年間も探し続けていましたが、みつかりませんでした。南北の遠い地にネット情報がありますが、具体的な場所が分からずに探しに行くのは、リスクがあります。
見かねた花仲間が、誘ってくれました。ありがたいことです。
やや遅かったものの、憧れのギボウシランです。
そして、さらにうれしいことが・・・。長年メール等での交流が続いた花仲間と初めてお会いすることができたのです。改めて自己紹介し、ちょっと照れての挨拶です。
この地の付近には、まだ産地があるとのとです。今度はじっくりと歩いて、自分で探し出したいと思います。
また、北海道や東北のギボウシランは、唇弁に紫黒色の筋のない「素心」と呼ばれるものが多いようです。北海道に探しに行く予定でしたが、東北地方でも産地情報が得られました。コロナが落ち着いたら探しに行きたいです。
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