コキクザキイチゲ

キンポウゲ科 イチリンソウ属

 
2013.4.25 静岡県   2013.4.25 静岡県


山地の林下などに生える多年草で、高さは5〜12センチ。母種のキクザキイチゲに比べ、全体に小型。葉や花は同様。
花は直径1.5〜3センチで、白色または薄青紫色。花期は4〜5月。箱根駒ケ岳が基準産地。

〜徒然想〜

キクザキイチゲはキクザキイチリンソウの別名をもち、箱根に分布する小型で繊弱なものはコキクザキイチリンソウ(コキクザキイチゲ)と名付けられています(「神奈川県植物誌2018」)。
本画像は富士山周辺の低山で撮影したものです。背丈は10センチほどの小型なので、本種であると思いつつ、掲載を迷い10年を経てしまいました。
その後、出逢いのないままに時が経ちましたので、一区切りとして収載することにしました。
箱根周辺が本種の分布域とされているものの、本画像の撮影地でも報告されています。

−同じ科の植物−

2013.4.25 静岡県
根生葉
 
  2013.4.25 静岡県
茎葉は3輪生