コツブヌマハリイ

カヤツリグサ科 ハリイ属

 
2022.5.21 栃木県   2022.5.21 栃木県


湿原、沼などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。横走する根茎があり、群生する。茎は円柱形、緑色で平滑。
小穂は披針形〜卵形、長さ1〜3センチ。鱗片は長楕円状披針形、色は淡い緑色から黒紫色、紫褐色と変化する。果実の刺針状花被片は4本。花 ()期は6〜8月。関東、東北地方に分布する。

〜徒然想〜

少しでも増水すれば浸ってしまう川岸に叢生していました。背丈は、最も高いもので50センチほどでした。
オオヌマハリイとよく似ていますが、オオヌマハリイは北海道や比較的高地の湿地に生えるのに対し、本種は
低地や丘陵帯の湿った場所に生えます。
調べると、この仲間は
果実の刺針状花被片の数や長さに特徴があるとのことでした。採取したものの、果実を撮影していないので、宿題とします。
ちなみに、オオヌマハリイの刺針状花被片は5〜6本です。

−同じ科の植物−

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