コヤブタバコ

キク科 ヤブタバコ属

 
 2021.9.11 神奈川県川崎市


山野の草地、林下、林縁などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。茎はよく分枝し、茎、葉、萼には白い軟毛が密生する。根出葉は花時には枯れ、下部の葉はさじ状長楕円形、先は鋭頭、基部はくさび形で翼のある葉柄に流れ、縁には不揃いの細かい鋸歯がある。上部の茎葉は次第に小さくなる。
頭花は枝先に1個下向きに点頭して付く。基部には線状披針形の苞葉が多数ある。総苞は半球形、長さ7〜8ミリ、直径1.5〜1.8センチ。総苞外片は鈍頭、先は葉状でやや反曲する。花期は7〜9月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

前年にこの花をみつけましたが、いい加減な撮影でしたので気になっていました。翌年、花期になり、再訪します。
草刈りされそうな場所だったので残っているか、ドキドキしながら同地を訪れますが、何のことはありません。多くの株が見られました。周辺を歩くとあちこちに多くの本種が・・・。なぜ気付かなかったのか、すっかり落ち込んでしまいました。

背丈は、20センチほどのものから1メートルを超えるものまで、様々です。大型の株は、枝を大きく分けています。
咲き始めの花は、総苞片が白く舌状花のように見えますが、本種に舌状花はありません。

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