マルバアサガオ

ヒルガオ科 サツマイモ属

 
2020.10.5 東京都調布市   2020.10.5 東京都調布市


熱帯アメリカ原産の帰化植物。道端、荒地などに生えるつる性の1年草で、長さは数メートルになる。葉は互生し葉柄があり、円形で、先は急に尖り、基部は心形、表面は縮緬状でざらつく。
花は葉腋から出る花序に1〜5個散形状に付き、漏斗状で直径5〜8センチ。紅紫色が多いが、濃紫色〜白色まで変化が多い。萼裂片は短く下部に長毛が生える。花柄や茎に下向きの毛が生える。開花後、果実は下を向く。花期は9〜11月。

〜徒然想〜

園芸種が逸出した帰化植物で、熱帯性でありながら耐寒性もあることから、本州以南にも広く野生化しています。時に人家に近い原生林やフェンスなどで群生しています。繁殖力が強く、難駆除植物として名を馳せています。
でも、元々園芸用として栽培されていたことから、花はきれいで見応えがあります。放置を押さえて楽しむのがいいかと思います。

葉が丸く裂けないものとしてマルバアメリカアサガオがありますが、萼裂片がより長く全体に毛が多い違いがあります。

−同じ科の植物−

 2012.10.27 鹿児島県    2020.10.5 東京都調布市