マルバヌスビトハギ

マメ科 ヌスビトハギ属

 
2024.9.6 東京都調布市   2024.9.6 東京都調布市
花はかたまって付くようです


山野の林縁、草地、道端などに生える多年草で、高さは30〜120センチ。茎の基部は木質化し、全体に毛が多い。葉は3小葉からなり、頂小葉は倒卵形〜広倒卵形で、中央部より上が最も広く、両面に短毛がある。
花は茎頂や上部の葉腋に総状又は円錐状の花序に付き、長さ10〜30センチ。花は花序にまばらに多数付き、帯紅紫色で長さ3〜5ミリ。節果はふつう2個の小節果からなる。花期は7〜9月。岩手県以南〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ヤブハギをアップするにあたり、この仲間を見直してみました。ヌスビトハギは秋口に山地の林縁などでよく見られので、次第に食傷気味になり、観察も撮影もスキップするようになってしまいました。
これが落とし穴で、この仲間を調べていくうちに、葉の付き方や形、毛の生え方などの違いで分けられることを知りました。
本種は、葉が丸く、中央部分が最も幅広いのが特徴で、基部に近い部分が幅広いヌスビトハギとの違いです。花柄が長い、萼や花柄に毛が多いなどの違いもあります。
その他、葉が茎の基部に集中することなく、中央部分にも生えるヤブハギ、葉の両面に毛が生えるケヤブハギなどがあります。
なお、画像は公園内の撮影です。

−同じ科の植物−

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