マスクサ

カヤツリグサ科 スゲ属

 
2021.4.10 神奈川県川崎市   2021.4.10 神奈川県川崎市


平地〜山地の草地、林内、路傍などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。茎は3稜形で、葉は幅2〜5ミリの線形、やや柔らかい。小穂は5〜8個、無柄で互いに離れて付き、苞は葉状で花序より著しく長い。
小穂は雌雄性で多数の雌花と、基部に少数の雄花を付け、緑色、長さ5〜10ミリ。雌鱗片は果胞より短く、帯白色で中肋は緑色。果胞は広卵形で扁平、長さ3〜3.5ミリ。果実(痩果)は広楕円形〜円形、長さ2ミリほど、柱頭は3岐する。果()期は4〜6月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

我が家から自転車で25分ほどの丘陵地が、すっかり気に入ってしまいました。軽い傾斜の山あり谷ありで、林も水辺もあります。
植物も多彩で、コロナなどで遠出できないこんな時は、都合のいい散策地になりそうです。
マスクサは、遊歩道脇に生えていました。全体が緑色で目立ちません。
スゲの仲間の多くは上に雄性、下に雌性の小穂を付けますが、この花の小穂は雌雄性で、多くの雌花の下に少しの雄花を付けます。画像では雄花の葯が残っているようです。

−同じ科の植物−


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