ミヤマトキソウ

ラン科 トキソウ属

高山の草地や砂礫地などに生える多年草で、高さは8〜15センチ。花茎の先に淡紅色〜白色の花をやや上向きに付ける。花期は6〜7月。

〜徒然想〜

ミヤマトキソウという名が定着しているのか、未だ分からない植物です。論文の準備をしている学者さんもいると聞いていますが、未だ発表はないようです。従って、学名もまだありません。
正式に論文が発表されてから掲載しようと考えていましたが、なかなか論文の発表が聞こえてきません。待ちきれずに掲載したというのが、正直なところです。

背丈はトキソウヤマトキソウよりも低く、花は両者の中間的な形態です。花は開いていますが、全開することはないようです。
花色は蕾は紅色をしているものの、開くと淡紅色になっています。そして、ほとんど白色と思われるものも見られました。
花弁外側には淡紅色の筋が見られます。唇弁は黄色を帯び、先端部には突起が多数見られます。

石川県辺りから青森県の日本海側に、このタイプが点々と確認されているようです。先達者と同様に、改めて論文の発表が待たれると書きたい想いです。

−同じ科の植物−
2017.7月 岐阜県
 2017.7月 岐阜県    2017.7月 岐阜県
  
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