ムギクサ

イネ科 オオムギ属

 
2023.5.3 東京都高尾   2023.5.3 東京都高尾


ヨーロッパ原産の帰化植物。高さは10〜50センチの1〜2年草。葉は線状披針形、質は柔らかい。葉舌は短く、葉鞘に張り出した白い葉耳がある。
花序は長さ4〜7センチの穂状、小穂は軸に左右交互に3個ずつ付き、中央の小穂は無柄で両性、短柄のある側小穂は雄性で、それぞれ1小花からなる。包頴は線状披針形で3脈があり、長さ2.5〜3センチ。護類は広披針形で、芒は護類より著しく長い。花期は5〜7月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

コロナ禍の反動か、春とともに高尾山口駅には多くの人が降り立ちます。私と同様に、開放感と日頃の運動不足を補うことなどが、目的なのでしょう。
皆さんと反対方向に歩き始めます。今日は裏高尾に撮り直しの花を求めます。登山はありませんので、気楽です。
それでも、半日ほどの歩きで、すっかり疲れてしまいました。やはり、鈍っているようです。

ムギクサは、やがて駅に帰り着く道路脇に群生していました。いかにも麦といった風情で、若草色のブラシのような花序がきれいです。
オオムギに似ているようですが、何らかの目的で輸入されたのでしょう。

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