セイシカ

ツツジ科 ツツジ属

川岸の林内、林縁などに多い常緑小高木で、高さ2〜8メートル。枝は上部で良く分枝する。葉は互生して、葉身は長楕円形〜狭長楕円形、先は短く尖り、基部は鋭形、質は革質で厚く、両面とも無毛。
花は枝先に3〜4個付き、花冠は淡紅紫色で上面内側に紅紫色の斑点があり、漏斗形で先は5深裂し、直径4〜6センチ。雄しべは10本、花糸、子房、花柱とも無毛。花期は3〜4月。沖縄県(石垣、西表島)に分布する。

〜徒然想〜 

船から河岸に見えるセイシカは、淡いピンクの花を華やかに付けています。現れては次々と遠のいてしまいます。
南方の、やや大きめなツツジの仲間です。聖なる紫の花という意味で聖紫花と付けられた花です。

間近に見たいと船を下りた後探します。しかし、間近のセイシカはいずれも終盤です。きれいに咲きそろった全木は撮影することはできませんでした。
一部きれいに残った花を選んで撮影します。聞くと、意外にも花期は短いようです。
河岸に見えては消えていく満開の花を見ただけでも満足です。

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2019.3.6 沖縄県
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