シバ

イネ科 シバ属

 
2021.4.17 東京都調布市   2021.4.17 東京都調布市


日当たりのいい草地などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。茎は長く地を這って分枝し、走出枝の節からひげ根を出す。葉は走出枝および稈の基部に叢生し、線形、質はやや硬く、葉縁はややざらつく。
花序は円柱状で、長さ3〜5センチ、幅5ミリほど。小穂は狭卵形、赤紫色で長さ3ミリほど。花期は5〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

多摩川河川敷を散策していると、5センチほどの黒い棒が多数、一面に生えていました。
何だこれは!と思い、調べてみると、シバの花序であることが分かりました。
庭やゴルフ場の緑々した芝とは、全く印象が違います。ゴルフ場など芝はコウシュンシバやコウライシバ(高麗芝と呼ばれる)というシバで、本種ではありません。
地に伏せて撮影していると、犬を連れたおばさんが、怪訝な顔で通りすぎていきました。

−同じ科の植物−

 2022.4.26 神奈川県三浦半島   2022.4.26 神奈川県三浦半島 
 
 2021.4.17 東京都調布市    2022.4.26 神奈川県三浦半島
 
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