中国原産の逸出帰化植物。林縁、河原などに生える常緑小高木で、高さは10〜15メートル。葉は対生し、卵状楕円形、先は細長く尖り、全縁、質は厚い革質、濃緑色で光沢があり、無毛。
花は新枝の先に長さ10〜20センチの円錐花序となり、花冠は白色で筒状漏斗形、長さ3〜4ミリ、先は4裂し、裂片は平開する。雄しべは2個、葯は花筒より飛び出る。果実は楕円形で長さ8〜10ミリ、直径5〜6ミリ、黒紫色に熟す。花期は6〜7月。
〜徒然想〜
元は庭や公園に植えられていたようですが、近年は河川敷、土手などにも見られるようになっています。遠出できないときの花散歩で、多摩川の土手遊歩道脇で最初に実をみつけ、どうせ植えられたものと興味を示しませんでした。
どんな花を咲かせるのか気になったのは3年後で、出かけてみるとなかなか賑やかに花を咲かし、きれいでした。
その後移動すると、河川敷の川岸でも幾つか花を付けているのに気付き、逸出していることが理解できました。
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