ツクシタツナミソウ

シソ科 タツナミソウ属

山地の林下、草地などに生える多年草で、高さは20〜30センチ。葉は長三角状楕円形で、脈状に斑があることがある。葉裏は紫色を帯びる。シソバタツナミよりも全体に大きくて葉は薄く、鋸歯が多い。
花は紫色で、花序が長く伸びる。花期は5〜6月。本州西部〜九州に分布する。

〜徒然想〜

コバノタツナミソウかと思いましたが、この辺りのものはツクシタツナミソウでしょう。やや細身で背丈が高く、ナヨっとしています。葉はコバノタツナミソウよりも長めで脈状の斑が目立ちます。
長崎では4月の初めだというのに陽当たりのいい草地で咲き始めていました。
葉や蕾が多く見られましたので、盛期には一面が青くなりそうです。

長崎から帰宅後、偶然、撮影地を舞台とする時代小説を読みました。知ったばかりの地名が出てくると、その地の風景が思い出されます。
風景を思い浮かべながら読む小説は一層面白いです。

−同じ科の植物−
2019.4.7 長崎県
 2019.4.7 長崎県    2019.4.7 長崎県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery