ヨシススキ

イネ科 サトウキビ属

 
2024.10.26 神奈川県川崎市
花序は垂れません
  2024.10.28 神奈川県川崎市
花序の枝は輪生状につきます


インド〜東南アジア原産の帰化植物。道端の法面、荒地などに生える多年草で、高さは2〜5メートル。茎は多数叢生し、葉は線形で、鋭尖形、縁は全縁、中肋は乳灰色。葉鞘の口部に白色の長毛がある。葉舌は膜質、長さ約3ミリほど、縁に毛がある。
花序は長さ30〜70センチの卵円形の円錐花序となり、花序の枝は輪生状に付き、長さ15〜20センチ、乳白色〜帯紫色の軟毛があり、密に小穂を付ける。小穂は披針形、長さ3ミリほど、淡緑色〜黄褐色。花期は10〜11月。日本各地に逸出、野生化している。

〜徒然想〜

背丈が3〜4メートルほどもあり、壮大な植物です。サトウキビと同属であることに納得です。
花序はススキのように垂れることはなく、直立しています。葉は長く、ススキによく似て、中脈は白い筋になっています。
多摩丘陵散策の帰り道、崖の法面に叢生しているのをみつけました。手前はとても登れない藪で、近づくことはできません。葉、小穂、葉鞘周りなどの撮影は、別の出逢いの宿題にしました。

−同じ科の植物−

 2024.10.28 神奈川県川崎市
葉幅は2〜4センチです
   2024.10.28 神奈川県川崎市