アッケシソウ

アカザ科 アッケシソウ属

 
2005.10.6 北海道能取湖  

海岸の塩湿地に生える1年草で、高さは10〜35センチ。茎は多肉質で節が多く、多数分枝する。葉は退化し、小さな鱗片状となって対生する。秋には紅葉する。
花は微少で、茎の上部に3個ずつつき、中央の花は両性花で他の2つは雄花。花期は8〜9月。北海道、本州(宮城県)、四国に分布する。


〜徒然想〜

釧路近くの厚岸湖で発見されたことから、アッケシソウの名が付いたようです。能取湖ではサンゴソウがとおり名になっており、観光バスのコースになっています。紅葉の画像は観光で訪れた際に撮影したものですが、当時はあまり植物撮影に集中していませんでした。記念撮影です。
注意! ここに住む蚊はすさまじいです。ズボンの上からでも刺してきます。虫除けスプレーを用意して撮影をお勧めします。

7年後の7月、ある塩湿地を花観察して本種に出逢いました。能取湖ほどの大規模な群生ではありませんでしたが、泥混じりの平らな砂地が広がり、アッケシソウの生態が分かるような地です。
花は茎の上部に付くようですが、残念ながらまだ花を付けている個体は見られませんでした(気付きませんでした)。

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 2012.7.24 北海道    2012.7.24 北海道
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