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      海岸の岩場に生える多年草で、高さは10センチほど。茎は太くて短く、根生葉をロゼッタ状に付ける。葉は倒卵形で、縁には鈍い鋸歯がある。 
      頭花は根生葉の葉腋から側枝を出し、その先に密に散房状に付き、黄色で直径1.5センチほど。花期は8〜12月。伊豆〜紀伊半島〜九州の太平洋側に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      浜の岩場に生えるニガナというところでしょうか。でも、ニガナに似た優しい花弁を持つのに、実にたくましい花とのイメージを持ってしまいました。土のない岩壁の隙間にしっかりと根を下ろし、花を咲かせているからでしょう。 
       
      また、これほど海辺が似合う花はないでしょう。青い空と波しぶきの海に、鮮やかな黄色い花がよく似合います。海をバックに撮影を試みてみましたが、どうでしょうか。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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