エビスグサ

マメ科 カワラケツメイ属

2007.10.14 静岡県浜松市 2007.10.14 静岡県浜松市

熱帯アメリカ原産の帰化植物で、本州〜沖縄県に分布している。草丈は1メートルほど。葉は偶数羽状複葉で、倒卵形〜楕円形の大型の小葉を2〜4対付ける。
夏に茎頂の葉腋からのびた花柄に黄色の五弁花を付ける。

果実は15センチ位の細長いさや果で、これを乾燥したものは生薬で、決明子(ケツメイシ)という。薬効は非常に広範囲で、便秘、慢性胃腸病、消化不良、胃下垂、胃酸過多、胃アトニー、口内炎、黄疸、じんましん、腎臓病、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛、眼病などが知られている。


〜徒然想〜

きれいなたまご形をした葉が並んでいる。柔らかそうで、きれいな緑。葉に、こんなに興味がそそられるのも珍しい。山間の畑や道端に生えていた。
聞けば外来種ということだが、ここではつましく花開いている。エビスグサという名も、外来種に与えられるにしては過分だが、葉の美しさに免じて許されよう。

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2007.10.14 静岡県浜松市