イモネヤガラ

ラン科 イモラン属

石灰岩地の常緑樹林下に生える70センチほどになる腐生ランで、葉はなく、イモ状の偽球茎がある。
花は総状花序に20〜30個付き、紫褐色。唇弁は倒卵形で3裂し、基部に短い距がある。
花期は6〜10月。九州南部〜沖縄県に分布する。環境庁絶滅危惧IB類。

〜徒然想〜

ふつうは花付きがまばらで数が少なく、これほど見事な株は珍しいようです。しかも、例年は6月頃咲くのに季節はずれの開花で、地元の方は、しきりにラッキーを強調します。
東京組の行いが善いからなどと持ち上げられると、頭を掻くしかありません。

今回の沖縄紀行はラッキーの連続だったような気がします。リュウキュウサギソウ、カゴメラン、ハチジョウシュスラン、シマシュスランなど、それぞれ満開状態の出逢いになりました。
東京組の行いの善し悪しは別として、地元の方の厚情と別行動で情報を流して下さった方の賜です。

−同じ科の植物−
2008.10.18 沖縄県本島
2008.10.18 沖縄県本島
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery