イワタカンアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

2007.1.20 愛知県豊橋市(画像にポインターをおいて下さい)


今後の下見を兼ねて葦毛湿原を訪ねた。温暖なこの地は、1月でも陽射しが心地いい。

ここでも多くの人たちとの出逢いがあった。イワタカンアオイが見つからず、山頂で昼を取っている5人の方に尋ねた。あいにく花に詳しい方はいなかったが、持参した小冊子「花かおる葦毛湿原」の写真を見ながら、思いがけない花談義になった。

ようやく見つけたイワタカンアオイを撮影していると、不意に背中から声をかけられた。地元の人でもこの花は知らなかったらしい。カタクリの葉と似ていると言っていたが、そうですね、形は違うが似てなくもない。違いを説明すると、学者さんのようですねと言われ、苦笑した。

カンアオイ(カントウカンアオイ)に似ているが、葉は円形で、萼筒内面に縦約30本、横約10本の隆起線があって格子状となり、萼裂片に細毛を有する違いがある。花柄は長く紫色を帯び、葉の基部は深い心形。葉裏は緑でした。
静岡県西部と愛知県東部に分布する。

−同じ科の植物−

2007.1.20 愛知県豊橋市(画像にポインターをおいて下さい)
2007.1.20 愛知県豊橋市
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