オンタデ

タデ科 タデ属

 
 2004.7.10 長野県八ヶ岳

高山型のタデ科の花で、八ヶ岳の乾いた尾根には点々と見られる。
コマクサと同様に、なぜこの乾いた砂礫地に大きく株を広げられるのか、植物の妙をみる思いがする。大きな葉で、大気の水分を受け止めているのだろう。八ヶ岳ではコマクサと同時期に咲くが、コマクサのかわいらしさに比べて大きいので見向く人が少ないのは気の毒な気がする。
雌株の若い果実は紅く色づき、なかなかきれい。でも、これも雄花の黄色があるからこそ、です。

高山帯の砂礫地に生える多年草で、高さは60センチほど。株はこんもりと大きくなり、遠くからでもよく目立つ。葉は卵形〜長卵形で、長さ10〜20センチと大きい。
雌雄異株。ウラジロタデの葉は、葉の裏面に白い綿毛があり、白くなる。オンタデとは分布域が違うようだ。八ヶ岳、北岳はオンタデだけである。

−同じ科の植物−
  2006.7.30 長野県八ヶ岳   
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery